ペンケース Ver1.0 に使用したタンローの切れ端にニートフットオイルを塗りこんだ上で2日ほど天日にさらし焼け具合を確認してみたところ,ちょっと好みに合わず,このままじっくり使い込んでもあまり良い色にはなりそうもないかな? と言った感じで,タンローは,もともと染色向きの革なので,次に作る物では,最初から少し色を入れてやることにしました。
普通であれば,レザーダイなどの革用の染料で染めれば,色も豊富で確実なのですが,初めての染色からちょっと冒険して違うやり方でやってみることにしました。
どんなやり方を選んだかと言うと...
日本古来の塗料(染料)でおなじみの柿渋染めです。
市販の革製品でも柿渋染めの物がありますので,染料としては問題ないはず。
柿渋は,まだ青い渋柿の実を発酵熟成して取り出した液体で,普通に染料を使った場合と比べて,革が焼ける要素であるタンニンが成分なので,塗り方や時間の経過と共に独特の風合いに仕上がるようです。さらに,仕上げ用のオイルとして木材のオイルフィニッシュなどに使う荏油も購入してみました。ニートフットオイルとどちらを使うかまだ決めていませんが,市販の革財布などでもわざと筆斑を残して木目の様にした物もあったりするので,柿渋とあわせてどのような仕上がりになるか楽しみでもあります。
実際に使った結果は,そのうちに....
それにしても,このなんともいえない柿渋の発酵臭はきっついなぁ~
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