先週末に始めた,ニッピタンローの柿渋染め日焼けテストの結果です。
柿渋1回塗りでは,オイルなしとほとんど違いがありませんでしたが,2回目以降は塗り重ねる毎に艶と深みが増していく感じです。
ニートフットオイルと荏油では,荏油の方が少し薄めで艶がでました。さらに柿渋を塗ると,1回目こそオイル+柿渋がより深い色になりましたが,塗り重ねるとほとんどわからなくなりました。また,この革の焼け方の特徴なのか,一度赤みが増すように焼けた後,日が経つにつれ赤みが取れて行く感じです。
本番では,ニートフットオイルのあと,2~3倍希釈の柿渋を塗り,乾燥後に,1.5倍程度に希釈した柿渋でわざと筆斑がつくように塗り,さらに荏油で表面保護と艶出しでやってみようかと思います。あとは,経年変化を楽しむ感じです。
実験ネタで,もうひとつ。荏油がたっぷりあるので蜜蝋と混ぜてメンテ用ワックスにでもしてみようかと思ってます。乾性油なのでベースオイルには向かない様ですが,蜜蝋とあわせて表面に皮膜を作って汚れ防止や撥水性に期待。
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