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PHONGEER MB-H4C & デロルト φ22

音がでかいだけで遅くなってしまった,純正互換のマフラーから要セッティングなスポーツマフラーに換装しました。

メインスタンドが使えてバンクしてもスタンドより先にすることがなく音も静かという,贅沢な条件で探した結果,PHONGEER MB-H4C に決定。このマフラーは,純正に近い音質で音量も純正並みです。ペンペンうるさい純正もどきより確実に静かで,ボアアップにも余裕で対応のポテンシャルの高さが良い感じです。

どうせ,セッティングするならと,キャブレターもでっかくしてみました。 ;-p

4VP系では定番の KEIHINN や KOSO の大径フラットキャブではなく,オートチョーク付で取り付けもお手軽なデイトナの Dellorto φ22 と 車種別取り付けキットを選択しました。

純正(左)の楕円 φ16 との比較。Dellorto も 楕円 φ22 なので,実質φ20くらいに相当するのかな?

マニホールドは鋳型とゴムの組み合わせで,しっかりした作りです。

一通り装着してエンジンがかかることを確認。エアクリーナーを繋ぐダクトは,純正に合わせたサイズになっているので,3KJ ダクト化したケースはいったん取り外し,純正ケースに戻しました。

ただし,このままではせっかくキャブレターを大径化したのにエアクリーナーとの間にリストリクター挟んでいるようなものなので,JOG-ZR用取り付けキットのダクトを補修部品で注文しておきました。

そんなこんなで,ここ久しくやっていなかったキャブレターのセッティング...

Dellorto は癖があって,MJ とSJ がお互いに影響しあいセッティングが難しいらしく,そのあたりの見極めが大変そうですが,まずはプラグを1番手アップとキャブレターは勘所で標準 MJ78/SJ45 を MJ88/SJ40 に変えて試走。出足が若干もたつくも回転が上がるとギューンとパワフル。プラグチョップで確認すると,ちょっと薄いかなといった感じ。

MJ92/SJ45 にすると上は良い感じだけど,下の息つきは改善されず。MJはもうちょっと濃くしてもよさそうですが,下の息つきはこれ以上SJ を大きくしても根本的な解決にはならない気がします。 と言うのも,この症状には思い当たる節がありまして....

以前乗っていた Aerox の出足での息つきが酷く,ジェット類も含めて G-AXIS のものに交換したところ見事に改善されたときと同じ感覚。このときに交換した Aerox のニードルが,Dellorto に標準で付いてきたやたら太いニードル W25 とそっくりなんですね。

となると,ニードルを先端が細くテーパー長が根元から先端にかけて長い物に交換となるのですが,デイトナの別売りになっているセッティング用のニードルは,太さは同じでテーパーが先端寄りについた低開度ではさらに薄くなってしまう W19 のみなので,本家 Dellorto の補修パーツから,この辺かな?と,当たりをつけたテーパーのニードルを2種類ほど注文してみました。はたして結果は如何に?

また,ウェイトローラーを MALOSSI MULTIVAR 付属の 11g から 10g 程度に変更して,変速タイミングをもう少し早くした方がよさそうな感じです。こちらも,10g と 9g を取り寄せ中です。

なんだかんだで,素直に新しい純正マフラーに交換したほうが安上がりなんですが,そこは道楽ってことで。 ;-p

今回の作業でひとつ問題発生。

シートを止めるナットがさび付いて回らず,潤滑剤をたっぷりつけてしばらく置いてから慎重に力を込め...ポロっとあっけなく折れました。とほほ

ひとまず見なかったことにして,作業を続行。

問題の場所は,ボルトが樹脂に埋め込みになっているので,穴を貫通させてボルト&ナットで固定してしまい,まだ錆もなくきれいなシート側を取り外すしかなさそうです。


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