革漉き機を購入した時,業者さんに 「きっとミシンも欲しくなるよ」 と言われたのですが,見事に的中。革漉き機同様,プロ御用達の厚物用腕ミシン SEIKO TE-5 を買ってしまいました。
所謂シンガー17型のミシンで,現行 TE-6 の一つ前のモデルになります。中古でもさすが工業用。しっかりメンテナンスされているものは 10年でも 20年でも 現役で活躍してくれますので,私のような趣味で遊ぶ程度なら一生ものですね。
そんなこんなで,良い出物がないか物色していると,業者さんにて,0番の糸も使えるように改良済み & ミシン側のプーリーが通常より大きな手回しハンドルになって,電源を切った状態でなら手縫い感覚で一目ずつ縫い進めることが出来るようになっている,こいつを発見。値段も,この手の相場価格の範囲内だったこともあり,お買い上げ決定 :-)
ローラー押さえにはさまっている革は,0番(下糸5番)の糸と20番の糸での試し縫いしたもので,2mm厚の革でも余裕で重ね縫いできます。:-)
画像に写っている針は,20番の糸用に購入したものなのですが, 間違えてDP-17 を注文してしまいまして...ちょっと豪快なやり方で,適合する DP-5 相当にしてみました。詳細は,追々で ;-p
クラッチモーター側のプーリーも小さいものが付いていて,ミシン側の大径プーリーと合わせて比較的ゆっくり縫い進めることができるので,私のような素人には非常にありがたいです。慣れてきたら,モーター側のプーリーをひと回り大きくすればスピードアップも出来ますね。このハンドル部分は,モーター使用時にブンブン回って危ないので,球形の短いもの物に交換するか,ワンタッチで取り外しできるように改造しても良さそうです。
狭い作業スペースを片付けて,なんとか置く場所を確保。空調のないスペースで,冬場は小型のオイルヒーターと褞袍を着込めばなんとかなるのですが,この季節は蒸し風呂状態。足元に冷風扇と上からは扇風機を回していても汗だくになってしまいます。夜の涼しい時間ぢゃないとまともに作業する気になれないところが玉に瑕。
ミシンと革漉き機の間には,工具等を入れる棚と,手前に折りたためる作業台(レーシングポニー付き)を用意して,裁断から縫製までこの場所で出来るようにする予定です。その他では,ジーンズの裾上げや帆布の縫い合わせのような革以外の厚物でも楽に縫える様にちょっとした小物パーツも自作しようかと思っています。
革漉き機の後ろにチラッと写っているのは,同じ趣味を持っている方の間では,結構定番になっているらしい簡易ボール盤にドリル用のキーレスチャックを付けた何ちゃってハンドプレスです。菱目打ちを咥えれば,重ねた厚い皮でも真っ直ぐ綺麗に穴開けが可能。さらに既存の打ち具を使ってカシメも真っ直ぐ打ち込むことが出来ちゃう万能品です。こちらも,詳細は近いうちに紹介したいと思います。
おはようございます
すごいですね~
すっかり工房ですね(*^_^*)
これから出来上がる作品が撮っても楽しみです♪
>でつさん
道具ばっかり立派で…腕が追いつきません。
目標のバッグ作成までの道のりは長そうです X-(