ちょっとしっくりこないMT-09SPのステップ位置を改善すべくSTRIKER SPECIAL STEP KITへ交換しました。
こちらのステップは、6ポジション
(1)20mmBACK/20mmUP (2)20mmBACK/30mmUP
(3)20mmBACK/40mmUP (4)30mmBACK/20mmUP
(5)30mmBACK/30mmUP (6)30mmBACK/40mmUP
を選択可能で、クイックシフターが付いた2017年~に対応した短いシフトロッドも付属していてます。
そんなこんなで早速交換...なのですが
~2020 までの MT-09 はステップのブラケットがスイングアームのピボットシャフトと共締めというなんともメンドクサイ構造なんですよね。
作業は、前後スタンドでしっかり支えつつ下からジャッキで軽く持ち上げて荷重を抜いた上で、シャフトの代わりの棒(建築用のコルトアンカーボルトM16)を差し込みシャフトと入れ替え、ステップを交換したら逆の手順で元に戻せばOK。これをやらないと、ピボットシャフトを戻すときの位置合わせに苦労することになります。
今回はプラハンマーで軽く叩いて入れましたが、チェーンも緩めてテンションを抜けばスルスルっと手で抜き差しできるはず。また、アンカーボルトはネジが切ってある部分をカットして先端の角を落としてやれば段差で引っかかることもなくスムーズに作業できると思います。
あと、構造上重要な部分でもあるので組付け時には整備解説書に従ってきっちり作業することも忘れずに。ちなみに、ピボットシャフトにはリチウムベースのグリスを塗布しナットは 110Nmで締め付け、ブラケットの下側のボルトは 55Nmでネジロック (LOCTITE®を推奨) を使用することになってます。
そんなこんなで、作業完了
befor & after
ポジションはちょっと跨ってみてしっくりきた 30mmBACK/30mmUP の位置に設定しました。常に踵に触れて鬱陶しかったマフラーガード?もなくなって非常に快適です。色も黒でフレームとマッチしていて目立たない所も良し。
これでステップ位置は改善できたので、ちょっと遠くて幅が広いハンドルを何とかしたいところ。理想的な位置だと、全体で60mmほど狭めて若干絞りつつ30mmほど手前&上に移動させた感じなのですが、これだとブレーキホースの長さが足りなくなりそう。おいおいでマスターシリンダをセミラジアルに交換となるとなおさらです。
定番のEFFEX イージーフィットバー なら、ブレーキホースを交換せずちょっとだけ近づけることができるので、これで妥協するのもありかな?追加の穴開け加工が必要ですけど、左右で10~20mmほどカットすればいい感じに収まりそうなんだけど、どうしようかな?
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