ローダウンキットが入っていて少し尻下がり状態になっているであろうMT-09SPのフロントフォークの突き出し量を調整をしてみました。
最初のノーマルの状態で走り込んでいないので、ローダウンの影響なのか、そもそもそういうバイクなのか、今履いているMichelin Power RS の特性はたまた摩耗による問題なのか、判断のつけようがないのですが、先日「富士山スカイライン」や「本栖みち」のようなワインディングを走っている時に PEGASO(+α12 & Matris kit) の時と比べても、コーナーでの寝かせ初めがだるくなんか曲がんないなぁ~といった感じからバンク角を増やすと、あるポイントを境にフロントから一気にインへ入っていくようなフラフラするような、素人のヘタレなりにそんな感覚が気になりました。
そこで、まず基本の姿勢をノーマルに近い状態に矯正しましょってことで、フロントフォークの突き出し量の調整から。
作業を始める前に、前後をスタンドで持ち上げておきます。サイドスタンドのままボルトを緩めちゃうと、自重で下がってしまって持ち上げるのが大変。フロントスタンドがない場合は、オイルパンのあたりからジャッキで支えて荷重を抜いてやっても良いかも。いずれにせよリアスタンドは掛けておいた方が安心。
ちょうどステムシャフトの真下に配線がクリップで留められているので、外しておかないとスタンドが入りません。スタンドの形状によっては、ホーンも外さないとダメかも。
ボルトとブラケットに付いている黄色い印は、作業前に確認用としてペイントマーカーで引いた合いマークです。ちなみに、サービスマニュアル(読み物としても面白いので買いました)によると締め付けトルクはアッパー側 26N・m、アンダーの2本が 23N・mです。
で、突き出しの調整。
装着されているのは EFFEXのローダウンキットと思われ、着座位置で 18mmダウンのはずなので、調整できる範囲めいっぱいの20mmまで突き出せば前後のバランスが元に戻る計算ですが、一気に変えてしまうと低速の切れ込みとか挙動が変わりすぎてわけわからなくなりそうなので、ひとまず 7mm から。
これで少し様子を見て、調子が良ければプリロードと減衰の調整ですね。
さらに突き出しを増やすとしても15mm程度までかな。
あと、ローダウンキットで着座位置は18mm下がってるけどコンフォートシートの装着で 40mm上がるので、結局ノーマルより20mm上がってるんだよなぁ~。乗り心地は良いけど短足には苦行。とは言え、ノーマルシートもあるけどコンフォートシートの乗り心地の良さには代えられません。
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