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LEAD125 フロントサスペンションの考察2

流用を含めたフロントサスペンションの強化に向けた検討の為、LEAD125とPCX125/150 用のスプリングを購入してみました。

 

入手した部品はこちら。
LEAD125:51401-K12-901 (JF45-130~144)
PCX125/150:51401-K97-T01 (JF81-100/110)

で、さっそく寸法を測って、リアショックと同様にスプリングレートを比較してみると。

d:線径 Nt:巻き数 Na:有効巻き数 ID:内径 OD:外径 L:自由長
LEAD 2.9 23 22 20.3 23.2 224
PCX 3.2 25 24(17) 21.1 24.3 243

LEAD125:0.38 kgf/mm
PCX125/150:0.47 – 0.66 kgf/mm


画像は、上がLEAD用で下がPCX用。

オイルシールやダストシールは共通の様なのでインナーチューブ径も一緒のはずだけど、スプリング外径が微妙に太いですね。これ入るのかな?

仮に、PCXのバネが使えると仮定しても、25~70%の強化スプリングに...ちょっと硬すぎかな?

そのまま組んだ場合は、自由長の差分20mmのプリロードがかかることになるので、その時の荷重を狭ピッチ部分が密着するまでのレートで比較すると、計算が合っていれば、LEAD用に30mmほどプリロードをかけたのと同じくらい。狭ピッチ側を3巻き程カットして自由長を合わせた場合 0.53 – 0.66 kgf/mm になりますが、どちらにしても 1G’のザグがほぼ 0の状態なってしまい、やはり固すぎですね。

となると、標準のスプリングで 1G’ のザグを 26.5mm → 20mm にセッティングするには、 15mm程度のプリロードの追加が必要。
※LEADの純正でトップキャップを締めて 30mm弱のプリロードがかかった状態での計算。

バネ自体を強化するとしたら、 3~4巻きほどカットすると 0.45 kgf/mm 前後で約15%強化のスプリングになり、プリロードを 27mm かけると 1G’のザグが 20mm 程度に収まる計算。

なんだか、3~4巻きカットがベストな気がしてきた。うーん、悩ましい。


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